■ ID
| 1646 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 荒川・妻沼低地と中川・渡良瀬低地におけるMIS3以降の地形発達の比較
|
■ 著者
| 石原武志
東京大学 須貝俊彦
東京大学 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター
|
■ 出版元
| |
■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本第四紀学会2012年大会、平成24年8月20日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では、荒川・妻沼低地および中川・渡良瀬低地の沖積層、そしてその基底地形の分布・形成過程を対比し、海面変動・地殻変動・河川の堆積物供給が低地の形成に与えた影響について検討した。双方の低地では、伴に最終氷期の海面低下期に形成された埋没段丘面群と低海面期に形成された埋没谷が分布しており、III面とV面の縦断面形の形状や勾配は大局的には類似していた。また、荒川・妻沼低地では、深谷断層を挟んでV面が変形していることや、断層の上盤(隆起)側の荒川低地には埋没段丘面群が良好に発達するが、下盤(沈降)側の妻沼低地には段丘地形が認められないといった地域差がみられるのに対し、中川・渡良瀬低地の埋没丘面の分布は断片的であった。両低地はともに海面上昇の影響が内陸深くまで及んだ点が共通していたが、沖積層の各ユニットの層相・層厚や堆積時期、海進の規模や期間が異なった。
|
■ キーワード
| |
■ リンク先URL
| |